目的と会則

Heart Valve Conference の目的と会則

研究会の発足趣旨

 近年における心臓弁膜症は、急速な社会の高齢化によって増加の一途をたどり、我が国の年間手術数は、17,000件(2008年)を数え、それと共に心膜症の原因の変遷と病態の複雑化が日常的に経験されるようになっております。この傾向が今後も続くことは明らかであり、個々の患者に即して最も適切な治療を考え実践する上で、より広い知識とより高い技術が必要とされています。まさに今、心臓弁膜症の診断と治療に関する今日的なコンセンサスが、改めて求められているといっても過言ではありません。

 そこで今般、弁膜症あるいは弁膜障害を伴う心臓血管疾患に関わる具体的なケース・スタディを通して、循環器内科、心臓外科医、麻酔科医その他の医療従事者があらゆる治療戦略を吟味しながらより高い診療能力を涵養すべく、掲題の学術討論会を立ち上げる運びとなりました。会員の貴重な臨床経験例から問題点をとらえて、何か考え如何に対処するかを論議すること、すなわち文字通り”患者に学ぶ”ことで弁膜症治療の進歩に貢献する研究会を目指します。

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